紀伊国屋ホール 『悪』 [観劇レポ]

岡本貴也さん作・演出の舞台『悪』を紀伊国屋ホールに観に行って来ました。

物語の中で激しく移り変わり露わになっていく人間の業をぶつけてくる様な脚本が面白かったです。

人間性・非人間性、善悪の軸が凄いスピードで動いて行き登場人物の腹の中にある業の深さが後に産まれてくる純粋過ぎて危ういクローンと共に観客の前に現れるので、その人間の醜さであり人間性の担保とも言える様なグロテスクな部分と対峙する舞台だった様に思います。
また人間性との対比として、人間の業によって産まれたクローンが人間の手を離れ人間とは違う倫理・道徳観を持ち進んでいく姿にはSFを感じながらも昨今の科学的事件とリンクし現実との地続きさを感じざるお得ないのでリアルな怖さ・不気味さがあり観ていて思わず力が入ってしまいました。
人種・宗教に関わらず『人間性』を考えさせられる作品なので日本のみならず色んな国でも衝撃を与えられる作品だと思うので是非観に行って欲しいと思います、オススメです


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