映画『きっと、うまくいく(3 Idiots)』 レポ [映画レポ]

インド映画史上最大のヒットを巻き起こしたラージクマール・ヒラーニ監督の『きっと、うまくいく(3 Idiots)』を観て来ました、本当に最高で今年観た映画の中でNo.1です!! 
インド映画ならではの途中に休憩がある位長い170分の上演時間ですがギャグ満載・ミュージカルシーンあり・テンポの良い展開であっという間に170分過ぎてしまいました、話の内容的に大学3年の今の時期に観れて良かったです、同じ世代の人にはぜひ観て欲しいです。

この作品はインド屈指のエリート理系大学ICEを舞台に、型破りな自由人のランチョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの3人が引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探すミステリー仕立ての10年後の物語が同時進行で描かれるコメディ映画です。

ガリ勉ですかしっ屁の名人の嫌なやつの事を『サイレンサー』って呼んだり、ドリフに出てくる様なよぼよぼのおじいちゃんが出て来たり、スピーチの原稿を勝手に書き換えてめちゃくちゃな内容にしたりベタベタなギャグ満載だけどインドのカースト制度や過度な競争に加え教授や親からによるプレッシャーで学生の自殺者が急増している事や点数と就職の事しか考えない教育等の社会的な問題も同時に描きだしていて、何の為に生きる事が幸せなのかを映画の中で何度も繰り返されるセリフ『All Is Well』と共に伝えてくれます。

音楽での演出が古典的でお決まりな感じなんだけど、流れる音楽の魅力や流れるタイミングが抜群で登場人物の感情と観客の感情がグッとリンクする様で映画館の中が笑いと感動で溢れている様でした。インド映画の特徴のミュージカルシーンもめちゃくちゃテンション高いし工夫が一杯でとっても楽しかったし、登場人物に辛い事や嬉しい事があったのもわかっているので辛い悲しい時・心が弾む時に歌うと言う風にミュージカルシーンが純粋に存在しているなと感じました、まただからこそあんなに魅力のある心が動くシーンになっているのだと思います。

ギャグあり・魅力的な音楽あり・ラブシーンあり・強烈なヒール役あり・ランチョー、ファラン、ラジューの3 Idiots始め個性的なキャラクターありでポップでカラフルでドラマチックな作品なので個人的にはこれこそミュージカル化するべき作品だと思うし、ブロードウェイでやったら絶対ヒットすると思います。
舞台でキャストがみんなで『All Is Well〜』って歌い踊ってるの観たら最高だろうなー。

絶対また観に行こう(^^)めちゃくちゃオススメです。


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